申し込みまでの流れ…の前に
久しぶりに晴れた暖かい土曜日午後
(先週はハリケーン Sabina が来る直前で風の強い日でした)
選択肢2のGymnasiumへちらっと見に来ました
ここは音楽に力をいれているということで、もちろん音楽への道もありますがその他の可能性もあり音楽学校ではありません。
そしてカトリックの学校なので、宗教学(カトリックかプロテスタント)はどちらか必須で受けなければならず、毎週一度、教会でのお祈りの時間があるそうです。
私立ということで 月40€の授業料がかかるらしいです(安い)。
算数の教室ではさまざまなマテリアルが置いてあって
高校の時に私がったハマったような楽しい算数クイズも用意され
個人的にはわくわくしました。
ここでは7年生から10年生までプログラミングの授業が必須であるとのことでした。
先生たちもちゃんと専門の勉強をしてきた先生が教えるとのことです。
(ただ、ドイツ人はなんでも自身ありげに話しますが、日本人からみて本当に専門知識があるのかどうかは疑問です)
ここは第1第2外国語のブース
英語、フランス語、ラテン語の中から二つ選ぶのが一般的のよう
ギムナジウムでは選択した外国語もほぼ母国語レベルまで学べるということで
私的にほんとに羨ましい。8年生からは希望すればさらに第3外国語まで広がります。
日本で私が大学卒業まで英語に費やした時間はいったい何の役にたったのか、、、
もうほとんど忘れてしまって悲しすぎる結末
しっかり美術の時間もあり設備も整っていたし
ぱっと見たかんじ、前回行った美術系ギムナジウムよりレベル高そうに思ってしまいましたが…
ここは五年生からは週2の美術の時間しかなく、10年生になってから選択科目で美術がえらべるスタイル
このレベルの絵はもちろん上級生(高校生)ですが
かなり上手ですよね。
ということで、こちらもアリなのかもと思いました。というのも
娘のクラスからも2人ほどここを申し込む予定の子がいるみたいだし。
でも
長女はきっぱり
前回訪れたギムナジウムの方に行きたい
と決めたらしいです。
さて本題
私が今回経験した
☆☆申し込みまでの流れ☆☆
Baden-Württemberg州 *2020年の場合
◇Elternabend 保護者説明会
12月のクリスマスまでに各学校で平日の夜に開催される。
申し込み不要。
そこでは学校の概要(たいていはホームページに書いてあるらしい内容)の説明が校長より直々にあり、その後 主要科目の先生やその学校の上級生からの自己紹介やコーラスクラブのお披露目もありました。
◇Tag der offenen Tür オープンキャンパス
1月後半~2月 各学校で一度だけ週末にあります。
時間帯はたいてい10~17時
申し込み不要
行くまでわかりませんでしたが、各教室でいろいろな物が展示され、その教室には必ず先生もおられるので直接質問して聞くことができます。
ギムナジウムは1000人規模の生徒がいるので、校内がとても広く教室も迷うほどたくさんあります。いろいろと様々な場所でパフォーマンスもあるので見逃さないように時間配分が大事です。
AG(アーゲー)と呼ばれるサークル活動が活発で、コーラスやビッグバンドなどからスポーツサークルのパフォーマンスがありました。
ギムナジウム(ドイツの学校)は午前中に授業が終わるのでAGはお昼ご飯の後にあります。
◇Elterngeschpräch bei der Grundschule 小学校の担任との保護者面談*4年生
1月後半~2月前半
子供たちが学校にいる間、担任との面談があり、進路先について先生と個人的に意見交換できます。10分くらいですが今の成績平均値と先生が勧める学校が知らされました。
他の学年も2月以降で担任との面談あります
◇Empfelung 推薦状
面談後一週間以内に長女がもらってきた公式の推薦状
この他に成績表ももらってきました(サインをして返却してしまったので手元になし 多分卒業時にもらえるのでしょう)
ギムナジウムの受け入れは成績は平均値2.5以上あれば良いらしいです。(1に近いほど優秀)
◇Schnuppertag 体験日
申し込み要(と聞いていたが、当日、特にチェックされなかったし必要なさそうだった)
オープンキャンパス後 Schnupperwocheといって各学校で平日の体験ができる日が手厚く用意されていました。開催される日は学校によって違うので、自分で調べて自分で申し込みをしました。直前でも受け入れてくれました。
そしてそれが昨日でした。
うちの子をつれて第一希望の学校へ行ってきたわけですが、ざっと120~150組の親子が来てました。
一学年30人ちょっとしかいないうちの学校と比べてとても多くて驚きました。
11時から2時間くらいでしたが、うちの子は小学校は休みました
(旅行などの理由は欠席理由として受け入れられませんが、これは欠席の正当な理由になるらしい)
内容は5年生による英語劇や英語のコーラス、スポーツの授業でやっている内容のパフォーマンスがありました。
その後、現4年生だけ先生に連れられて校舎内探検に出かけていきました。
その間、親はコーヒーとプレッツェルが準備され、お互いの情報交換、および校長?というのかDirektorがその場で集められた質問に丁寧に答えるという場が設けられました。
周りはしらない親ばかりで日本人どころかアジア人もいなさそうな雰囲気でしたが
印象はますますよくなりました。
◇Anmeldung 申し込み
3月中旬の二日間にわたって正式の申し込み日があります。
まだ決められない場合は二つ申し込みをして、あとでキャンセルする方法もアリとのことです。
今回(二回目)に行ったギムナジウムではオープンキャンパスの日から一週間
仮申し込みすることもできるようでした。
ひと昔前は、保護者に進学先の決定権はなく小学校から推薦された所にしか進学できなかったようです。いつからか法律が変わり、今は保護者が最終決定できるようになってます。
※その他 注意点
・各情報は付属の小学校からチラシが配られる可能性もありますが、ある程度アンテを張っておかないと見逃す場合もあります。
・オープンキャンパスの日程が気になる他校と重なることも大いにあるので
3年生の時から既に情報収集するのが理想的かもしれません。
・オープンキャンパスは始まりから行くべし
→駐車場が限られているし、プログラムもどんどん次々とあるので
・各学校の最新情報は12月にはサイトからメモしておいたほうが良い
・ドイツ語の語学力が必要
長くなりましたが以上です。
無事に決定しましたらまた報告しますね。